2005年06月16日

法則

最近、交通事故はもとより、航空関係の事故や電車事故など大きい事故の発生が目につきます。
「ひやり、法則」で検索するとハインリヒの法則が出てきます。

ハインリッヒの法則(1:29:300の法則)という労働災害の発生確率を分析した法則です。
1件の大事故の陰には中規模の同じような事故が29件起きており、
さらにその裏に小さな事故(ヒヤリ・ハット事故)が300件発生しているといいます。

ちょっとしたトラブルの300件は、1件の大事故発生の可能性を示唆しているといいます。

すなわち、これは災害を防止する上での危険予知手法の一つであり、
また、予防の見地からいうと、小さなヒヤリ・ハット事故を減らすことにより、
ひとつの大きな事故を防ぐ可能性を与えることになります。

IT業界でも、操作ミスやチェックもれ等が重なって、大きな障害になることがあります。
以前に、銀行の合併によってシステムを変更したときに、事前の確認をしていなかったため
何日もシステムが稼動できない事がありました。そのためにその銀行の評価はすごく悪くなりました。
これなどは、小さなミスやチェックもれなどが積み重なって起こったのではないでしょうか。

トラブルを完全に無くすことは出来ないかもしれませんが、最小限にするために
普段から小さい出来事に気をつけて、対処しなければならないと感じました。

これ以外にも、犯罪に関する「やぶれ窓理論(法則)」や
いろいろな業界での「マーフィの法則」 (失敗する可能性がある物は確実に失敗するという、
笑い話なのだが笑えない不思議な法則?)があります。
それらの内容を一度確認してみるのも、新しい発見があって面白いかもしれません。



Posted by むとう at 18:34│Comments(2)
この記事へのコメント
ということは、一年前に「大事故」だった私は、当分大丈夫ですね(笑)
Posted by ま。 at 2005年06月16日 21:52
ということは、その前に300件のヒヤリ、ハットがあったという事
ですかね。心当たりある?
Posted by むとう at 2005年06月17日 16:59
 
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